土曜日 3月 31, 2012 19:02
世界各国の平均年収は?
一体他の国の人はどのくらいの年収を貰っているのかしら?
誰でも興味がありますよね!
国際労働機関(International Labour Organization ILO)は今回はじめて世界各国の年収調査に乗り出しました。
世界全体の所得総額は70兆ドルといわれており、世界人口700億人で割ると一人当たり$10,000という所得になる計算となります。しかしこの700億人のうちには子供、年金受給者、失業者なども含まれているのも事実。
*調査内容
対象年: 2009年の所得
対象国: 72ヶ国
対象となる層: 自営業を除く労働者
注意点: 特にアフリカ諸国の場合ですが、国によっては民間部門のみを対象としたり、製造業のみを対象としたり と、正確度が若干落ちる のが難点です
*計算方法
ILOがまずやったことは、
対象国72ヶ国の統計局に問い合わせ『平均賃金』を入手 労働人口を掛ける 各国の総賃金額を算出 72ヶ国全ての総賃金額を全部足す これで72ヶ国全体の賃金総額の数字が出る その数字を72ヶ国全体の労働者数で割る これによって、世界の『平均賃金』がわかる
世界の平均賃金は $1,480/月
注 : ここで注意すべき点は、ここで使用されているドルは、単純な米国ドルとは違うそうです。この調査に関わったエコノミスト達は、72ヶ国各国のそれぞれの購買力平価(PPP)を使用して調整を加えた’’ドル’’だそうです。
(2回クリックすると拡大します)
*結果
チャート上の赤い点線が通っている $1,480 は、先ほども説明したように世界の平均賃金額です。
なんか上位には欧州各国の名前が目立ちますね
この月収$1,480 (年収$18,000弱、1ヶ月20日働いたとして1日約75ドル) という数字をどう見るか?なんですが、単純なる数字の比較とすれば英国の平均年収の約半分。
ただしILOによると、世界の人口の3割以上が一日2ドル以下の生活費で生きているという事実を考えると、非常に高額。
あと、この調査は自営業を除いている部分が気になります。先進主要国では労働者の約9割くらいが毎月会社から給料を貰っている労働者で占められますが、開発途上国になると、毎月決まった給料を貰っているのは自国の労働人口の25%くらいで、他は自営業になったりもします。
それにしても、まぁ完全ではないにせよ世界の平均賃金というひとつの目安が出来たことは、意味があるんじゃないのかな?と思ったりもしています。
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注意点: 特にアフリカ諸国の場合ですが、国によっては民間部門のみを対象としたり、製造業のみを対象としたり と、正確度が若干落ちる のが難点です
*計算方法
ILOがまずやったことは、
対象国72ヶ国の統計局に問い合わせ『平均賃金』を入手 労働人口を掛ける 各国の総賃金額を算出 72ヶ国全ての総賃金額を全部足す これで72ヶ国全体の賃金総額の数字が出る その数字を72ヶ国全体の労働者数で割る これによって、世界の『平均賃金』がわかる
世界の平均賃金は $1,480/月
注 : ここで注意すべき点は、ここで使用されているドルは、単純な米国ドルとは違うそうです。この調査に関わったエコノミスト達は、72ヶ国各国のそれぞれの購買力平価(PPP)を使用して調整を加えた’’ドル’’だそうです。
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この月収$1,480 (年収$18,000弱、1ヶ月20日働いたとして1日約75ドル) という数字をどう見るか?なんですが、単純なる数字の比較とすれば英国の平均年収の約半分。
ただしILOによると、世界の人口の3割以上が一日2ドル以下の生活費で生きているという事実を考えると、非常に高額。
あと、この調査は自営業を除いている部分が気になります。先進主要国では労働者の約9割くらいが毎月会社から給料を貰っている労働者で占められますが、開発途上国になると、毎月決まった給料を貰っているのは自国の労働人口の25%くらいで、他は自営業になったりもします。
それにしても、まぁ完全ではないにせよ世界の平均賃金というひとつの目安が出来たことは、意味があるんじゃないのかな?と思ったりもしています。
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Posted by N20 (松崎美子) as 経済
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